「蛇のひと」解釈と感想

以前はよく映画の感想をブログに綴っていたんだけど、ツイッターを初めてからは感想はそこで一言つぶやくだけで、ブログはとんとご無沙汰でした。特に最近はアマゾンのプライム・ビデオにはまっていて、なにせ無料なので、週に数本のペースで次々に見ては140文字の感想を垂れ流しています。

今回見たのは「蛇のひと」

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いや、別に「傑作」とか「絶賛」とかいうわけじゃないのですが、感想をツイートしようとしたらとても140字に収まりそうになかったのと、マイナー作品ゆえ、決定版と言えそうな解釈がネットに見当たらなかったので、自分で書いてしまえと思ったわけです。




元々はテレビドラマなので画面は低予算なんですが、シナリオが面白いのでかなり楽しめました。本質的にはサイコ・サスペンスなんでしょうが、永作博美の明るいキャラクターもあり、ぱっと見サイコ・サスペンスには見えない、でもなんだか気持ち悪い、と感じさせる演出が個性的。

さて、誰もが解釈に悩みそうなのがラストシーンでしょう。俺にはなんだか「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターとクラリスの心理戦みたいに見えました。

失踪した西島秀俊の足跡を追ってきた永作博美は、次のターゲットは「私」だと読み、西島が私の心を操って不幸に陥れるためのキーマンは恋人(ムロツヨシ)だから、西島はムロに接近するだろうと推測して、西島の赤い車を勝手に拝借し、ムロの所に向かう。

そこには果たして、読み通り西島がいた。西島はこれまでの相手と同様に、永作の心の「イタい所」を突いてマインドコントロールを仕掛けてくるが、永作は対策済みでそれを上手く切り返す。そして西島は、永作が自分の赤い車に乗ってここまで来た事を知り、「ああ、永作には全てお見通し、こいつにはかなわん」と観念し、車で海に突っ込んで自殺を図る。ところがダッシュボードには、そこまで予測した永作の仕掛けが施してあり、西島はそれにまんまと引っかかり、心を救われてしまう。

つまり、永作無双でハッピーエンド。それを少し色づけするように、これまで西島によって不幸に陥れられたうちの一人である漫画家志望の青年(劇団ひとり)が、自力でチャンスをものにしたエピソードが挿入される、と。

・・・と、ここまでは解釈は割れないよね?問題は、その後西島と永作がどうなったか、だよね。これは、各々勝手に想像したらいいんじゃないかと思うんだけど、俺は西島と永作がくっついたとは到底思えないんだよね。なにせ自分を操って不幸に陥れようとした(最悪、殺そうとした)相手だよ?心理戦の中で永作は「私があなたをずっと見てるから」みたいなセリフを放ったけど、あれは愛の告白とかじゃなく、「あなたの本性を知ってるこの私があなたをずっと監視してるからもう観念しろ」って意味でしょ?

あのキラキラしたオモチャのおかげで西島の心は「親が愛情を注いでくれていた頃」にタイムスリップし、縁を切ったはずの母親のもとに帰ってひっそりと二人で暮らしたんじゃなかろうか。


行ってきた。「フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア」

岐阜県現代陶芸美術館で開催中のフィンランド陶芸展、めっちゃ良かった!

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学芸員 山口さんのギャラリートークはとても分かりやすく、聴いてからあらためてもう一周すると理解度が段違いです。




同時開催の「マリメッコ・スピリッツ」展は全面的に撮影可だったこともあり、インスタ女子で賑わってました。

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そういうわけで俺もインスタのアプリで画像を加工してみた。

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へうげた茶室、面白かったな。




半日お腹いっぱい満喫しました~

会期は来週いっぱい(2/24)まで!




行ってきた。「Windshield Time わたしのフロントガラスから」@豊田

久しぶりにアートに触れられてテンション上がる!豊田の市街地で開かれていた、あいちトリエンナーレのプレイベント「Windshield Time わたしのフロントガラスから 現代美術in豊田」に、会期ギリギリ滑り込みセーフ。

こういうの、まずどこに駐車してどういうルートで見るかが考えものですが、今回は全く迷いなし。すなわち「一番見たいものから見る」。そういうわけで、喜楽亭会場の近くの公園に駐車し、喜楽亭からスタート。

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古い建物好きの我々なので、初っ端からそそるねぇ。




小栗沙弥子

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身の回りの不要なものを使った作品。商品タグとかお菓子の包み紙とか。




小島久弥

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今回のイベントで一番良かった。造形の美しさ、メッセージ性、エンタメ性が贅沢に同居しています。作家ご本人から丁寧な解説もしていただき、これが大いに鑑賞の助けになりました。暗すぎて写真は撮れなかったけど、倉敷の水害をジオラマ化した作品も素晴らしかったです。




荒木優光

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いくつもの部屋に設置されたスピーカーから男声女声の不協和音のコーラスが漏れ聞こえてきます。テレビモニターにはトヨタスタジアムの様子がシュールな感じで映し出され、床には恐らくそのスタジアムの芝を再現したと思しき緑のカーペットが敷き詰められています。妙なおかしさがこみ上げてきますね。




松田るみ

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屋外や別の場所に設置されたカメラが捉えた映像を、空き店舗の壁に映写。これは複数人で鑑賞すると、混乱して楽しい。




コタケマン

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これ、塔の壁面が黒板になっていて、自由に落書きしてよい、という参加型作品。そりゃ楽しいよね!




津田道子

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いくつも立てられた木枠、その枠の中がスクリーンになっていたり、鏡になっていたり、ただの木枠だったり。これも混乱させられて楽しい。




千賀英俊

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最後に見た「とよた大衆芸術センター」会場は、アマチュアリズムの巣窟といった雰囲気だったけど、このブースの写真はなぜかここだけプロの仕事という感じでぐっときたな。




結果的に、この順番で見て大正解。なぜなら、最後から2番目に見た豊田市役所南庁舎会場が、ここまで見てきた全作家の集大成的展示だったから。

これだけのボリュームと質で無料なのはホント凄い。これはあいちトリエンナーレの本番も楽しみです!







第2回たんけんウォーク瑞浪、終了!

第2回たんけんウォーク瑞浪、みなさん元気に完歩!お疲れ様でした~\(^o^)/

絶望的な週間天気予報からの奇跡の快晴、そして下山直後から雨が降り出すという綱渡り。

今回の参加者は、お子様連れ6組、大人のみ6名、総勢21名、最年少はなんと保育園年長さん、ド根性で頑張りました(^^)

沢にポッチャンしたり、背丈ほどの笹をかき分けたり、余計なものを拾って歩いたり、すっ転んだりしながらも、最期まで全力疾走、子どもたちの無尽蔵のエネルギーには大人もタジタジですね。




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今となっては貴重な、茅葺屋根の古民家。

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霜が日差しを浴びて煙る、冬の朝ならではの光景。

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大川東第三群窯跡で道草。落ちているのは匣鉢の破片ばかりの中で、レアな茶碗の欠片を発見。

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やっぱり渡渉はアドベンチャー感が出るな~。

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ヌタ場(獣のお風呂)。猪の足跡がクッキリ残ってました。

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大人の腰ほどの高さの笹薮。子どもにとってはジャングルでしょう。

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三角点「義呂利松」。今回のコースの最高点。山頂です。

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展望岩からの眺め。中央アルプスと恵那山。

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天狗岩。怖いもの知らずのメンバーが立ってみせる。見てるだけでウヒャー!ってなるね。

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ここでようやくお待ちかねのお弁当。

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うさぎ岩からの眺め。

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うさぎ岩は下から見上げた方がうさぎの形がはっきり分かるね。




次回「第3回たんけんウォーク瑞浪」は、

4月14日(日)開催!

そして、そのコースの下見会3月30日に実施。本番当日に盛り上げ役をやるぞ!という有志の方は是非ご参加下さい。

「たんけんウォーク瑞浪」について、なんだか面白そうだな、と思った方は、→「たんけんウォーク瑞浪」のフェイスブック・グループ←を覗いてみて下さい。「参加する」ボタンをクリックすると、今後のイベント開催情報や、活動レポートなど最新情報が自動的に受け取れるようになります。

フェイスブックをやっていない方は、当ブログのコメント欄にてお問い合わせ下さい。







プロフィール

EYK

Author:EYK
2つのバンドでドラムを叩いてます。
名古屋を中心に活動するインディーズ・バンド『ニコルデカ』
★4/21(日)LIVE@今池パラダイスカフェ♪
★11thアルバム『士(サムライ)』好評発売中♪
★ベスト盤『better』(1st~7thアルバムから選曲)好評発売中♪

世界に愛と平和をもたらすために結成された名古屋発スーパーバンド『ビートエフスキー』
★メンバー育休中につき、しばらくライブはありません。

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