2012/03/23 (Fri) 【'12バリ島旅行記】サイクリング編⑤(ジェグ~タンゲブ~クタ)

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ジェグJeguの交差点。ここで時刻は14時。バトゥカウ寺院まであと10㎞の表示が出るが、朝5時から走ってきてこの地点でこの時刻なんだから、もうここでいいかげん引き返さないと無事に帰れないな、と観念します。同じ道を引き返すのではつまらないと、地図とにらめっこしながらなるべく別の道を探してクタ方面へ下っていきます。内陸部山地からビーチへとぐんぐん下るわけなので、行きと比べれば随分楽です。

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途中で寄った「地元飯」の食堂。午前に寄った店と同様、観光客など全く想定していない店でしたが、なんとこちらでは英語が一切通じず。「How much?」も通じず、金額も英語で言えないようなのです。なのでこちらはサイフを指して「いくら?」というジェスチャーをし、あちらは実際の紙幣を指して「10000ルピア(約100円)」と表現します。

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そんなこんなでミーアヤンを出してもらいました。凄く歓迎の気持ちを表してくれて、サービスでバッソ(肉団子)も入れてくれちゃいました。

クタなどの観光地では、観光客、特に日本人と見るや通常の数倍の価格を提示してくるのが常ですが、こうした田舎では人々は朴訥そのもので、ふっかけるどころか、びっくりするような低価格で、もの凄く歓待してくれます。




バリでは河川がことごとく渓谷になっていて底が深く、したがって、山から海へ、つまり川の流れと同じ方向の道路はたくさんあるのですが、川を横切るような道路が異常に少なく、自ずと数少ない主要道路へと収束されてしまいます。そういうわけで、主要道路は異常な交通量となるわけです。必死でそういう主要道路を避けて走っていた俺も、あっけなく再び「地獄のタバナン道路」に吸い込まれ、往路と同じようにまた苦しめられました。

一刻も早くそのクソ道路から逃れようと、田舎町タンゲブTangebを目指しますが、いまいちそこへの分岐が分かりません。近くの露店でジュースを飲んでいたお兄さんに道を尋ね、言われた通りに進みますが、どうやら教えられた分岐を見落として進んでしまっていたらしく、さっきのお兄さんがスクーターで追いかけてきて「違う違う、こっち!」と案内してくれるではありませんか。おかげで分岐は分かったので礼を言って別れようとしたら、タンゲブまで案内してやる、と手を差し伸べてきます。言われるがままお兄さんの手を取ると、そのままスクーターで俺を自転車ごと引っ張って走り始めました。「ウッヒョーッ!」と思わず歓声が出ちゃいました。あとはタンゲブまで真っ直ぐだから、と、そのお兄さんは颯爽と消えていきました。そのナイスガイと一緒に記念写真を撮りたかったのですが、あまりに颯爽と行ってしまったため、叶いませんでした。




そんな得難い体験をしたのも束の間、やがて道はクロボカン→レギャン→クタというゴミ街に入り、挙句の果てにレギャンで激しく道に迷い、命からがらホテルに辿り着いた時にはもう完全グロッキー状態でした。時刻は18時。朝5時から13時間におよぶ灼熱の超ハードなサイクリングでした。

当初は「トイレのない所で小便がしたくなったら、立ちションをしても大丈夫だろうか?文化的・宗教的に立ちションは許されるのだろうか?」なんて心配をしていたのですが、2リットルもの水を飲み干したにも関わらず、小便など一滴も出ませんでしたよ。恐るべし、灼熱のバリ。

余力を振り絞ってシャワーを浴び、ベッドに倒れ込むと、もう一切動けず。そして驚くべきことに、少しでも手や足や胴をひねろうものなら、たちまちその部位がはげしく「つる」という症状が。専門的な事は分からないですが、もうこれは極度の筋肉疲労か何かとしか思えません。まったくもって未体験ゾーンの体の酷使でした。

そのようなハードワークに耐えてこられたのも、ひとえにバリの田舎の人々とのちょっとした心温まる交流の数々のおかげだった事は言うまでもありません。









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2012/03/22 (Thu) 【'12バリ島旅行記】サイクリング編④(ミリン~ジェグ)

タバナンを通って東西に伸びるこの主要道路がまた、苦痛を感じさせる道路で。ゴミゴミした都会なので走っていても全くつまらないし、車もバイクも多いし、アップダウンも多いしで、辟易としてきました。

そんなクソ道路とも、ミリンMillngでおさらば。ここで右折し、北へ向かいます。

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これだよこれ!こういう田舎道を望んでいたんだよ。ひたすら真っ直ぐ続く道をニコニコしながら走ります。

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精神的には楽しいんですが、バリの高温が容赦なく襲いかかります。休み休み走らないと熱中症になっちゃいますよ。なので日陰を見つけては休む、というのんびりペースで焦らず進みます。

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目的地のバトゥカウ山の雄姿が近づいてきました。が、この辺りで既に薄々「辿り着けないかも知れない」と分かってきました。その大きな要因は二つ。一つ目は、当初予定していなかったタナロット寺院に寄って時間を使った事。二つ目は、熱中症対策で極度のスローペース(ちょっと走っては休み)になっていた事です。

しかしながら、辿り着けなくてもいいや、と思えたことで、かえって先を急ぐ気持ちがなくなり、周りの景色を存分に楽しめる心持ちになることができました。

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そこからは、↑こういう何気ない田舎の村の日常風景を慈しむように眺めて走る、というスタイルに切り替わりました。この、ニワトリを入れた籠をカメラで撮っていると、「それの何が面白いの?」と言わんばかりに、近所の人々がクスクス笑っていましたw

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さてさて、そうしてのんびり走っているうちにとうとう、念願だった棚田の風景を目にすることができました。俺にカメラの腕がなく、どうしてもその素晴らしさの全てを伝えることができませんが、とにかく美しかったです。

ここらへんまで来るともう、標高もそこそこ上がり、アスファルトで舗装されているはずの路面も穴だらけ、無事な部分を選んで走っていると、真っ直ぐ進めないような状況になっていました。



~サイクリング編⑤につづく~


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2012/03/21 (Wed) 【'12バリ島旅行記】サイクリング編③(ウルンデス~タバナン)

タナロット寺院を後にし、イイ感じの町中を走っていると、時刻は午前9:30。中途半端な時間だけど、腹が減ってきた。ここらで今回の旅で一発目の「地元飯」でも食うか。「地元飯」とはつまり、観光客用に用意されたレストランの飯でなく、まさに現地の人々が普段使っている食堂の飯。こういう所で飯を食ってこそ醍醐味。

バリの道路沿いには、そういう店がそれこそ夥しい数あるんですが、その店先の様子から、なんとなく俺の感性に合う店を直感的に選び、入ってみました。なんとか英語が通じるみたいで、ナシチャンプルーを出してもらいました。約100円弱です。

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普通に食べられますよ。その後食あたりもしませんでした。

観光客など滅多に来ない場所なんで、隣の商店のおばちゃんが興味津々。記念にこの店の写真を撮ろうとしたら、その隣のおばちゃんが「シャッターを押してやる」と申し出てくれました。

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食堂のおカミさんとその息子さんとお祖母さんとでパチリ。

その店から半径10mぐらいの範囲でなんだか盛り上がってしまい、心がホッコリして店を後にしました。




飯を食べたのがウルンデスUlundesuという町だったのですが、そこからしばらく走って、大きな町タバナンTabananを通り過ぎるまでが、ちょっとキツかったです。度重なるアップダウンに加えて、交通量の増加と排気ガスに悩まされました。

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気温も厳しくなり、少し走っては休憩、というペースでしか進めなくなってしまいました。

~サイクリング編④につづく~





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2012/03/19 (Mon) 【'12バリ島旅行記】サイクリング編②(タナロット寺院)

バリ島の西岸にあり、「美しすぎる夕景」で有名なタナロット寺院に、朝イチで到着してしまいましたw

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寺院そのものはちっさーいものですが、それを含む景色全体がなんとも絵になります。ガイドブックの類には必ず載ってるこの風景を実際に目にしてるぜ~

予習したところによると「異教徒は敷地に入れない」とのことだったので、遠慮がちに遠巻きに見ていると、寺院のすぐ下でたむろしていた、それっぽい装束を着た爺さんが手招きをするではないか(もはやこの人たちが僧侶なのかガイドなのか判別できないw)。何か体験できるかも知れないと思い近づくと、どうやら「お祈りをしていけ」みたいに言っているらしい。聖なる水で顔を洗い、口にふくめ、と。言われるがままにやったら、めでたくお祈り完了との事。で、最後にお布施を払え、と。100円程度で大丈夫みたいなんでお布施を払うと、俺の耳に花を挟み、米を数粒、額にくっつけてくれました。

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記念写真まで撮ってくれて至れり尽くせりで、なんと、上にあがってよいとの事。喜び勇んで坂を駆け上がると、あっけなく「立入禁止」の札が。大喜びで駆け上がった分ガッカリ感が否めませんが、そこは予習通りなんで仕方あるまい。

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俺と同じように耳に花を挟んで米粒を額にくっつけたガキどもにえらいなれなれしく声をかけられたんで、写真を撮ってやりました。大喜びです。俺には地元民にしか見えなかったんだけど、話してみるとジャワ島から観光で来ているとの事でした。

スタートから約3時間ほどで、わりとガッツリした景勝地を見ることができ、満足感でいっぱいです。

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~サイクリング編③につづく~





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2012/03/18 (Sun) 【'12バリ島旅行記】サイクリング編①(クタ~タナロット寺院)

さていよいよ二日目、愛車ジャイアント号で走り回るぜ~。記念すべき「愛車持参海外旅行デビューの地」バリ島に帰ってきました。

前回の旅は10年前、その間に原油価格高騰があり、恐らくそのせいで、飛行機の預け荷物の重量制限が厳しくなりました。前回は何も考えずに自転車もスーツケースも預けてOKだったんですが、今回調べてもらったところによると、20㎏の制限がありまして。事前に自宅でシミュレーションをし、19㎏に収めました。

前回は、ウブドを目的地として北東方向に膨らむように進み、帰路はメングウィを通ってやや西に膨らむように走りました。今回は基本「行き当たりばったり」ですが、一応の目標を「バトゥカウ寺院」に定め、クタから北西方向になんとなくテキトーに進みます!

「目的地がバトゥカウ」と聞いて「ハァ!?」と思った人はかなりのバリ通。そう、とんでもなく遠いんですわ。なので、朝の5時に出発なのだ!

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一応前日ガイドさんに「バリの日の出は何時?」って尋ねて、「5時」って言われたから頑張って起きたのに、辺りは完全に真っ暗orz でもまぁ、クタ~レギャンは街で明るいから走れる。

走っていると、後方から来たスクーターのオネエサン(現地人)が、何やら俺に話しかけてくる。全然聞き取れないけど、なんとなく察しはつく。でも、俺は見ての通りリュックを背負って自転車をこいでる、どう見てもサイクリスト。まさかサイクリストにそんな話はしないだろう、と、すっとぼけていると、ついに明快なキーワードがそのオネエサンの口から飛び出した。

「マ○コ?」

「You f○ck me?」

orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz やっぱりな・・・

もっと客筋選べやwwwwwこんな状況で買うわけねぇだろwwwwwしかもオマエ、その声、オカマだろがwwwww




全く幸先の悪いスタートだったけど、無事クロボカンの街も早いうちに抜け出し、タナロットに向かって西に伸びる道に入りました。

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そもそも5時なんていう異常な早起きをした一番の理由は、悪夢の交通ラッシュが始まる前に都市部を抜けたかったからなのです。バリの交通事情はマジで最悪。車、そして何といってもバイクの量がハンパでない。排気ガスも凄いんです。

田舎に行くにしたがって、人々の人柄がどんどん朴訥になっていくのが分かります。

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通りがかりの小学校でサッカー大会だかなんだかが開かれるようなのでカメラを向けると、子供たちはみな興味津々でニコニコ。

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さあいよいよ、第一の目的地「タナロット寺院」が近づいてきました。辺りの景色もすっかり田園風景になり、行きかう車もバイクもほとんどなくなりました。



~サイクリング編②につづく~















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世界に愛と平和をもたらすために結成された名古屋発スーパーバンド『ビートエフスキー』
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