2008/03/27 (Thu) 「ジャズの歴史」 相倉久人 著

めっちゃ面白くてイッキ読みしました。たった700円だし、分量も少なくてすぐ読めちゃうからオススメですよ。

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表紙に「新書で入門」とあるけど、「入門」などと書かれたら「玄人筋」は手を出しにくくないですか?(w


まあレジの店員がいちいち「この人これからジャズに入門するのか」などとは200%思わないので、一瞬心で「チッ」と思いつつ、迷わず買いましたけど・・・・(w


ディアゴスティ-ニ買うより500倍マシだし、まいっか。








で、これって本当に「入門用」なんでしょうかね?文章が平易で、分量も多くないという意味ではそうだけど、この本に登場するミュージシャンの音源を一切聴いた事がなくて果たして内容を理解できるのだろうか???


でもまあそんなことは俺には関係ないので、ある程度のジャズ好きなら間違いなく楽しめると思います。

最初こそ「ジャズの成り立ち」の歴史を、普通にアカデミックに分かりやすく解説するところからはじまるのだが、中盤にさしかかると、「映画×ジャズ×ビート詩」などという章が出てくるなど、普通の「ジャズの歴史本」にはない切り口で、著者独自の歴史の見方が語られていく、というところが面白い。

また、この著者の良いところは、ジャズ草創期から近年の前衛派まで、実に守備範囲が広く造詣も深いという事。「新しいジャズ」に対して深い理解を示す書籍や著者は多いけど、たいていは「モダンジャズ以降」偏重で、アカデミックな知識欲を満たしてくれるものは少ないのが現状だ。

逆に、古いジャズの方にシフトした書籍・著者はたいてい80年代以降の新しいジャズに鈍感で、「80年代はウィントン・マルサリスの時代」というような誤った歴史観に偏りがち。

その点この著者は、ウィントン・マルサリスを代表とする「新伝承派」などを含む一連の動きを「ナツメロ企画として一定の成果をあげた」と正しく表現している。この部分は読んで思わず笑った。






もちろんジャズの歴史の全てがここに網羅されているわけではないけど、「読んだらジャズを無性に聴きたくなった」というのは、ジャズ本としては一級品の証拠だと思うな。








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