多治見の山の中に古民家を移築した、超人気のギャラリー「百草(ももぐさ)」。年末年始の休業期間を利用してここで秘密のイベント「裏百会」が開催されました。主催者はもちろん、ここのオーナーであり生活陶芸のカリスマ、安藤雅信氏。
まるで「わらしべ長者」みたいなトントン拍子の御縁があり、陶芸ド素人であるこのワタクシめも参加させていただける事になりました。百草の大ファンで、ここ数年来足しげく通っていて、陶芸の知識もあるカミさんではなく、ド素人の俺が招待されて、カミさんからも羨望の眼差し。
事前に開示されたお触れによるとこの会は、メンバー各自が料理と音源を持ち寄り、安藤氏所有のスンゴいオーディオで持ち寄った音楽を流しながら語る、というもの。音源については自分の専門分野なので全く問題はなく、先日→「一人選盤会議」←を楽しんだところですが、料理となるとさっぱり。困り果ててカミさんに丸投げです。百草周辺の人たちが持ち寄る料理、さぞかし立派なものだろうとプレッシャーのかかる中、百草ファンのカミさんは二つ返事で引き受けてくれました。感謝!
カミさんの車で送ってもらって会場に到着。料理を運ぶ役のフリをして、中の様子が気になって仕方がないカミさん。雰囲気は賑やか・穏やかで、カミさん一人紛れ込んだところでどうって事ない感じだったので、乾杯まで同席する事になりました。良かったね!
現場でまず迎えてくれたのは、最近カミさんからゲイ疑惑を持たれるほどしょっちゅうツルんでる盟友:木本氏(a.k.a.そったくどうじ)。「あけましておめでとうどん」などというおやじギャグ炸裂の挨拶を済ませ(「うどん屋」そったくどうじの公式挨拶という説もあり)、早速お互いの「持ち札」をお披露目し合う。彼の持参盤にはコルトレーンのヴィレッジヴァンガードのコンプリートBOXがあったり、アート・リンゼイでカブったり(彼はアンビシャス・ラヴァーズの2nd、俺はラウンジ・リザーズの1st)で、さすが、ゲイ疑惑を持たれるだけありますな。
参加者は30人ほど。大半が初対面同士なので、まずは順番に自己紹介。やはり半数ほどが陶芸家(中には友人の→河内啓氏←や、愛用している酒器の作者→茨木信恵氏←も)。遠く奈良からも、→多面体スピーカー←製作者の鶴林万平氏(a.k.a.sonihouse)はじめ、現代美術作家の方々らが駆けつけ、目もくらむような錚々たる面子。さて、いよいよ自分の番。いやマジで、現役のミュージシャン(そして老舗ライヴハウス「大須ell」のレギュラー・バンド)で良かった\(^o^)/命拾いした気分ですわ。それどころか、この会の趣旨からしてミュージシャンはちょっぴり珍重していただき、身に余る光栄。
乾杯の後は、持ち寄った料理をビュッフェ形式で。
すんごいご馳走♪カミさんの料理(鶏肉にローズマリーとつぶマスタードをまぶしてオーブンで焼いたもの)は無事品切れになり、ほっと一安心。
JBLの巨大なスピーカーからは、冒頭から安藤氏チョイスのゴキゲンなジャズが流れていましたが、一体誰がそれを断ち切り、先陣を切るのか。皆が様子見。
そんな中、安藤氏とは15年来の付き合いという木本氏が「紹介してやる」とばかりに俺の手を引いて安藤氏の前に!ちょwww待て!緊張するやないかーい。しかしながら安藤さん、予想外に気さくな方で、「実は元々ドラマーだったんだ」と自己紹介され、俺の持参盤を手にとって見る。「お!ラウンジ・リザーズじゃん♪」と興味を示され、CDプレイヤーにイン♪ヤッタ!先陣切った\(^o^)/そうなるともう、虎視眈々と狙っていた猛者どもが「俺も俺も」と珍盤・奇盤を持ってオーディオの前に集合。カラオケで熱唱する安藤氏。もとい、「こんばんは。ラッシャー木村です。」もとい、
音源のプレイ前にまず安藤さんから「聴きどころ」の解説。さすがは元ドラマーと言う事で、「ドラムのこの瞬間の音を是非聴いて欲しい」と、レッド・ツェッペリン「フィジカル・グラフィティ」やジョニ・ミッチェル「ミンガス」やスティーリー・ダン「幻想の摩天楼」をプレイ。かなり趣味が合って嬉しい~☆
皆もこれに倣い、マイクで聴きどころの解説をしてから、持参した盤をプレイする、という流れ。結局オレチョイスは↓コレ。
BERT JANSCH & JOHN RENBOURN “After the Dance”
自分がドラマーだからこそ、ギターの音が気になる。そこであえてドラムの入っていない、このギター・デュオの1曲目を。
宴はこの調子でどんどん進みます。音に聴き入る人、少し離れて談笑する人、いろいろ。
この会の発起人、→玉木酒店←の玉木氏からは、ナント、2009年ものの「雪洞貯蔵酒 緑」(緑川酒造@新潟県魚沼市)の提供が。
ウマー\(^o^)/酒瓶のバックに写るのがその人型電球もとい、玉木さんです。
正直、ベロベロに酔っ払って以降は記憶が半分ぐらい飛んでます。はしゃぎすぎてみっともない事を言ったりしたりしたような気もして軽い自己嫌悪もありますがorz めちゃめちゃ楽しかったです\(^o^)/ どれぐらい前後不覚だったかと言うと、ガムテープ製の「名札」をはがすの忘れてそのまま帰宅した、ぐらいです。
そして、カミさんの料理をのせていた大皿を、百草に忘れてきましたorz けっして、再訪する理由作りなどではありません・・・。
皆様、ありがとうございました!
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