2014/10/15 (Wed) 秋の夜長に・・・②

秋の夜長に何を聴くか。

考えるのが面倒な時は大抵、'50年代のハードバップ、特にピアノトリオなんかを選べば絶対はずれない。気分によってはピアノソナタを選んでもいい。でも、それらはいわゆる「定番」というやつで、選ぶ余裕のある時はもうちょっと「攻めて」みたい。

同じ「夜」でも、これが夏場だったら、ボッサ・ノーヴァじゃ定番すぎるから、カリブ海のビギンとかで「攻める」ところだが、では秋だったらどうか。




人の数だけ正解はあると思うけど、自分が最近ハマってるのはこの2枚。

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Vincent Gallo “when”

最早「俳優の余技」では済まされない傑作。一音一音のセレクトのセンスがめちゃいい。“映画人”ヴィンセント・ギャロと言えば、代表作は「バッファロー66」だが、あれのサントラは大ヒットしたよね。あの映画、およびギャロの功績は、それまで「バカテクだがダサい音楽」と思われていたプログレを、一躍「カッコいい音楽」にのし上げた事でしょう。特にキング・クリムゾンの「ムーンチャイルド」が流れるシーンにはシビれた。

ギャロってやっぱ、“選ぶ”のがとても上手いと思うんだわ。突き詰めると「作曲」という行為は、「音を一つ一つ選ぶ行為」にほかならないのだ、と、この盤を聴くと思い出させてくれる気がするんです。

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Joe Henry “scar”

音楽的造詣がもの凄く広く深く、間違いなく俺の好みなのは分かっているんだけど、これまで愛聴するには至らなかったんだよね、ジョー・ヘンリー。それは多分、静謐すぎて、ディープすぎて、もうちょっと単純にグルーヴにノりたい自分の気分に合わなかったからだと思う。それが「秋の夜長」というシチュエーションにハマると、ズーンと心地よく響いてくるんだよね。

“ロック・ノワール”とでも呼びたいこの漆黒の音楽は是非、酒を飲みながら聴きたい。俺んちには日本酒しかないのだけれど、これはウイスキーの方が合いそう。買ってこようかしら・・・。




2枚とも、言わば“音響系”のロック。

秋って、夏のように窓を開けて外の音が入ってきたり、冬のように暖房器具の運転音がしたりせず、とても静かだから、音量は小さくても、音がしっかり綺麗に響く。だから、一音一音を大切に扱っているこうした盤が良く似合う気がします。





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