2015/01/20 (Tue) 20年目の『養老天命反転地』

今から20年前、1995年に、天地をひっくり返すような大災害(阪神・淡路大震災)と、天地をひっくり返すような大事件(オウム真理教・地下鉄サリン事件)が起きました。そして奇しくもそれらと同じ年に公開された“天地をひっくり返すような”巨大なアート作品が、今回訪れた『養老天命反転地』であります。多くの命が失われた大災害・大事件のすぐ後に、命について問いかけるようなコンセプトを持つ奇妙なランドスケープが養老に出現したことは偶然か必然か。

正直言って、作者である荒川修作氏の言説(この作品の解説)にはあまり共感できないのだけれど、このような巨大な規模のアート作品を行政を巻き込んで作り上げてしまった人的エネルギーの膨大さと、シュールなバカバカしさには清々しささえ覚え、感心せざるを得ません。




15年ほど前に初めて訪れた時は、「平衡感覚を狂わされる」だの「知覚を揺さぶられる」だの、凄い凄いと喧伝されすぎ、期待しすぎてまるでピンとこなかったんだけど、今回はそれから自分自身にも作品自体にも大きな変化があって、まるで違った感じ方ができたなぁ。

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まず、当時発売された図録の写真と比べても明らかなように、植えられた樹木が随分成長していて、かつては殺風景に感じた庭がまるでジャングルのようになっていた事。

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そして、自分もそれなりに年齢を重ねたし、何よりメンバーが一人増えた事。自分の子どものみならず、キャッキャとはしゃぎ回るよその子らの歓声が自然に耳に入ってくるのも、15年前の自分の感じ方と大きく異なります。

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「極限で似るものの家」の外構の地面には、岐阜県の様々な市町村の名前が書かれており、我らが「土岐市」を見つけて記念撮影。

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庭の外周の通路を歩けば養老山地や濃尾平野が一望でき、加えてその通路の下部にも潜り込めます。

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漫然と歩いていると小さな入口を見落としてしまいそうだけど、「地霊」と「切り閉じの間」は是非体験してもらいたい。真っ暗闇で視界を奪われ、手探りで迷路を進むしかないのですが、地面も歪んでいて足取りもおぼつかなく、盛り上がること必至。

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「精緻の棟」にはこのような極小の穴が穿たれており、内から外、外から内を覗いてみると面白い。




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はしゃぎ回って2時間ぐらいいました。10年後ぐらいにまた行ってもいいなぁ。








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