2016/04/22 (Fri) 追悼:プリンス

57歳の早すぎる死。本当にびっくりした。今後一週間ぐらいはプリンスしか聴かないよ。




個人的なリアルタイム体験は、映画「バットマン」のサントラ

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'89年の発表、高校2年だった当時、ロックばかり聴いていた自分には、何が凄いのかさっぱり分からず。その後、様々なブラックミュージックを聴いて大人になってから、これはこれで面白いのだとようやく分かる。無論、プリンスの代表作とは言えないのだけれど、結果的に最も繰り返し聴いたアルバムとなった。




初めて明確な衝撃を受けたのは「ラブ・セクシー」。もちろん、発表は「バットマン」より前なので、後追いで聴いた。

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彼の美学を見事に体現したおぞましいジャケット(笑)。シーラEの繰り出す変態的なドラムのフレーズに、当時バンドでオリジナル曲を作り始めた頃の自分はぶったまげた。




質的に、プリンスの全盛期、最高作は以下のあたりかと。

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「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」

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「サイン・オブ・ザ・タイムズ」

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「パレード」

凄まじい密度のアルバム群。しかし正直、自分はまだこの辺の聴き込みが足りない。




孤高の天才であるがゆえ、他の誰かと共に音楽界にムーブメントを作り出した、という感じではなく、まさに「プリンス」という名の“一人一ジャンル”。似た者がいないんだよね。

彼の音楽に影響を受けた者は数知れずいるだろうが、その美学や密室性まで丸ごとフォローしたと言えるのは、日本の岡村靖幸じゃないかと。

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岡村靖幸「家庭教師」

プリンスの完全なるフォロワーでありながら、プリンスの作品群に全く劣らないクオリティ。日本のロック史に燦然と輝く名盤。




音楽史における系譜としては、「ジミヘン→スライ→ジョージ・クリントン→プリンス」という感じで位置すると思う。この系譜上で彼の次に来る才能としてはディアンジェロが筆頭に挙げられるが、何しろ寡作すぎる。

むしろ、ブラック・ミュージックと言う事にとらわれなければ、本質的な意味で彼に最も近い資質を持っているのはベックじゃなかろうか。

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ベック「オデレイ」




ともあれ、何かに例えるのが難しい、稀有な存在だったのは間違いない。

R.I.P.




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