大山廃寺跡から小牧アルプスへ
先日、本宮山に登った時、まだまだ時間が余っていたので、以前から気になっていた国指定史跡「大山廃寺跡」を見に行くことにしました。兒神社の境内がそうです。
今ではこういう礎石しか残っていないけど、かつては比叡山に匹敵する規模の寺だったらしい。想像するとワクワクするね。

少し奥へ行くと、ご覧のような不動堂が。

お堂の裏を覗くと、岩マニアが狂喜しそうな縦縞の入った立派な岩が。これ、磐座じゃないのかな?てゆーか、この磐座があるから、その下にお堂を建てたのでは?(間違ってたらごめんなさいね)
お堂の裏には沢が流れていて、上に向かって沢沿いに踏み跡が付いていました。どこに続いているんだろう・・・と眺めていたら、なんとちょうどいいタイミングで上から(地元の方と思われる)男性が下ってきました。尋ねてみると、「天川山」に続いており、そこから展望が開けているとの事なので、ちょっと行ってみることに。

結果的にこういうルート取りになったけど、その時は廃寺跡を見に来ただけなので、カメラ以外は地図も何も持ってませんでした。おじさんの説明だけが頼りです。
ところが、しょっぱなから「沢を右岸から左岸に渡る」のを忘れ、左手の尾根を直登する事に。それでも、稜線の立派な遊歩道に突き当たり、結果オーライ。

その突き当りをまずは西へ。するとすぐに本堂ヶ峰の山頂。地図上の276pのあたりです。取り付けられた陶板には「小牧アルプス」と書かれていました。小牧アルプスって初めて知った!

更に西に進むと「兒の森」のエリア。トレランするのに良さそう!

「青空小屋」からの眺め。
ここで引き返し、さっきの丁字を今度は北東方向へ。いったん鞍部に下り、急勾配を登り返した所が天川山。


ここが、おじさんが言ってた大展望。入鹿池、尾張富士、そしてすぐ眼下には、本宮山からも見えていた大きな採石場が。こりゃ絶景。
南東に下ると、鞍部が丁字路になっており、南西に下る道が。ここが元々おじさんが説明してくれたルート。帰りはこれを使おうと決め、稜線を更に先に進む。

東天川山。

東山。
ここで引き返します。
予定外の登山になりましたが、おかげで「小牧アルプス」なるご当地アルプスの存在を知ることができました。今度早速完全縦走してみようと思います。
廃寺跡の下の方には江岩寺という現役のお寺が。

廃寺(正福寺)の所蔵品と考えられている仏像や文化財が、この江岩寺に多数所蔵されているとの事。住職からいろいろお話を聞かせていただきました。
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