映画「アンの青春」「アンの結婚」

小説→'85年版映画→'17年版映画・・・と、ハマる時はとことんハマる質なので、('85年版の)続編映画を2本立て続けに鑑賞。




アンの青春

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「原作と違う」という原作ファンの声ももちろん知ってたけど、俺が「赤毛のアン」シリーズ全巻を読んだのは27年も前の事で内容もすっかり忘れているため、そこは全然気にならなかったな。

前作から引き続きアンの魅力が長尺でたっぷり詰まっており、かなり楽しめた。特に女学院のエピソードはたっぷりとボリュームが割いてあり、これまでずっとごく短いエピソードの連なりだった中にあって、かなり見ごたえがあった。満足。




アンの結婚

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これほどまでに奇っ怪な映画体験は初めてだな。見終えてこれを書いてる今もまだ変な感じでフワフワしてる。

この映画が、原作とは全く異なるオリジナルストーリーである事はネット上での評判や、何よりDVDのパッケージにはっきりそう書かれているので、もちろんそのつもりで見た。だから、「原作と大きく違う」という事は全然構わないんだけど・・・。

何が凄いって、これが「原作と違う」なんて生易しいレベルではなく、世界観から何から何まで完全に別の作品である、という事。まるで単独の戦争映画の登場人物に「アン」「ギルバート」「ダイアナ」というキャラを割り当てただけ、みたいな感じ。彼らがアンやギルバートである必要性が全くないんですわ。ところが、律儀にも主要キャストがきっちり前作から引き継がれているんだから一筋縄ではいかない。(老けたとは言え)見慣れたアンとギルバートが、外国でドンパチやってるんですよ。

そして、奇妙な邦題が混乱に更に拍車をかけているんです。原題は「Anne of Green Gables: The Continuing Story」で、これを忠実に訳せば「赤毛のアン:後日談」みたいになるはずなんだけど、それが「アンの結婚」だなんて。こんなタイトル(およびジャケット)を見たら誰だって幸せそうで明るいストーリーを予想するだろうよ。

いや、ね、時代背景からして戦争を避けて通れないのは分かるんです。でも、全体のトーンがあまりに暗すぎる。大半のボリュームを割いた戦争シーンは当然としても、例えばダイアナが成金でちょっと嫌な感じになってたり、グリーンゲイブルスが廃墟みたいに荒れてボヤを起こしたり、アンの一世一代の力作小説が盗作されたり、とにかく救いがない。二人の結婚シーンを入れたかったのだろうが、前作から10年以上経ってるのに未だに婚約状態というのも不自然すぎるし、肝心の結婚式もまるで盛り上がらないときてる。

いや~、とにかく変な映画だったな。かなりの長時間、夢中で見てきた3部作のシメがこれなので、めちゃめちゃ収まりが悪い。ネット上にはかなり怒ってる感想も散見されるけど、怒れるというより、狐につままれたような気分です。未見の人には「アンの青春」までにしといた方がいいよ、と言いたいけど、やっぱ怖いもの見たさで見ちゃうよね。俺がそうだったもん。





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Author:EYK
2つのバンドでドラムを叩いてます。
名古屋を中心に活動するインディーズ・バンド『ニコルデカ』
★12/15(土)LIVE@津島GRANT'S♪
★11thアルバム『士(サムライ)』好評発売中♪
★ベスト盤『better』(1st~7thアルバムから選曲)好評発売中♪

世界に愛と平和をもたらすために結成された名古屋発スーパーバンド『ビートエフスキー』
★メンバー育休中につき、しばらくライブはありません。

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