【'12バリ島旅行記】サイクリング編④(ミリン~ジェグ)
タバナンを通って東西に伸びるこの主要道路がまた、苦痛を感じさせる道路で。ゴミゴミした都会なので走っていても全くつまらないし、車もバイクも多いし、アップダウンも多いしで、辟易としてきました。そんなクソ道路とも、ミリンMillngでおさらば。ここで右折し、北へ向かいます。
これだよこれ!こういう田舎道を望んでいたんだよ。ひたすら真っ直ぐ続く道をニコニコしながら走ります。
精神的には楽しいんですが、バリの高温が容赦なく襲いかかります。休み休み走らないと熱中症になっちゃいますよ。なので日陰を見つけては休む、というのんびりペースで焦らず進みます。
目的地のバトゥカウ山の雄姿が近づいてきました。が、この辺りで既に薄々「辿り着けないかも知れない」と分かってきました。その大きな要因は二つ。一つ目は、当初予定していなかったタナロット寺院に寄って時間を使った事。二つ目は、熱中症対策で極度のスローペース(ちょっと走っては休み)になっていた事です。
しかしながら、辿り着けなくてもいいや、と思えたことで、かえって先を急ぐ気持ちがなくなり、周りの景色を存分に楽しめる心持ちになることができました。
そこからは、↑こういう何気ない田舎の村の日常風景を慈しむように眺めて走る、というスタイルに切り替わりました。この、ニワトリを入れた籠をカメラで撮っていると、「それの何が面白いの?」と言わんばかりに、近所の人々がクスクス笑っていましたw
さてさて、そうしてのんびり走っているうちにとうとう、念願だった棚田の風景を目にすることができました。俺にカメラの腕がなく、どうしてもその素晴らしさの全てを伝えることができませんが、とにかく美しかったです。
ここらへんまで来るともう、標高もそこそこ上がり、アスファルトで舗装されているはずの路面も穴だらけ、無事な部分を選んで走っていると、真っ直ぐ進めないような状況になっていました。
~サイクリング編⑤につづく~
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