2012/05/22 (Tue) まさに桃源郷:MIHO MUSEUM@信楽

カミさんがずっと行きたい行きたいと憧れていた、信楽のMIHO MUSEUMに、自分の方がお先に一人で行く機会に恵まれてしまいました。事前に予習する時間的・労力的余裕が全くなく、「なんか凄い美術館らしい」ぐらいのうろ覚えの記憶だけを頼りに訪れる事になりました。因みに、「BRUTUS Casa アートと建築を巡る旅へ!日本の美術館ベスト100ガイド」にも、もちろんランクインしています。




案内看板を頼りに車を走らせますが、ありえんぐらいの山奥にずんずん入っていきます。こんな凄まじい山奥にわざわざ美術館を建てるなんて、よほどの事だなって、こりゃいやでも期待が高まります。結局信楽ICから走る事約12km、ようやく到着しました。

120515mihom.jpg

とにかくほとんど予備知識なしで来たので、今どんな企画展がやっているのかさえ知りません。どうやら「MIHO GRANDAMA Ⅱ母なる方へ」という企画展だそうです。

さあ、いざ出陣!

120515mihom2.jpg

入口に、きちんと制服を着たおじさんが立っていて、「ようこそ」みたいな感じで出迎えてくれました。なんかホテルみたいやな♪

カウンターでチケットを購入すると、「初めてですか?」と聞かれる。そうですと答えると、いったん建物から出て、あちらの道を500mほど歩くと美術館棟があるのだという。これはビックリ!てっきりこの建物が美術館だと思ってたのですが、これはレセプション棟なんだそうです。

言われるがまま、その道を歩く。電気自動車で乗せてってもくれるけど、ここはやはり歩きたい。

120515mihom3.jpg

120515mihom4.jpg

なんと、チタン製のトンネル!この世のものとは思えんぞ。ここらへんで既にもう夢見心地♪

120515mihom5.jpg

トンネルを抜けると、これまた洗練されたデザインの橋!

120515mihom6.jpg

振り返ると↑こう。

120515mihom7.jpg

そしてこれが美術館棟。

120515mihom8.jpg

そこから振り返ると↑こう。この日は小雨だったんだけど、ほどよく霧が出て、幻想的ですらあります。

120515mihom9.jpg

設計は著名な建築家、I.M.ペイ氏。スケールでか過ぎ。立派な松を配した借景もセンス抜群。

120515mihom11.jpg

日本の自然との調和ぶりも見事。

そして肝心の所蔵品なんですが、これも見事!

120515jkc.jpg

伊藤若冲「象鯨図屏風」

120515btz.jpg

ガンダーラの立仏像

120515ezpt.jpeg

エジプト 隼頭神像(ホルス神)

参考までに収蔵品の画像を紹介しましたが、これだけ見て「ふーん」とか思わないで欲しい。実際の現場での見せ方、しつらえも含めて鑑賞すると、その深遠さに鳥肌が立ちますよ。

そもそもこのMIHO MUSEUMの「MUSEUM」は、「美術館」とも「博物館」とも訳す事ができます。ここに展示されているものの多くは、普通なら博物館に所蔵されているようなものですが、それを決して「資料」として展示することなく、あくまでその「美しさ」を堪能してほしいという狙いが明確に感じられます。そういう意味では、博物館的な所蔵品を擁しながら、本質的にはここは「美術館」と言えるのではないでしょうか。

感動に打ち震えながら、反芻するかのように、実に2時間もここで過ごしてしまいました。




最後に。エントランスホールから見える、信楽の山々の神々しいまでの景色。ところで、向こうに見える異様な建造物は何なんでしょう。

120515mihom10.jpg

実は、この敷地に入ってから薄々は感じていました。公立の美術館でもないのに、この建物の凄まじさ、展示品の高価さ、こんなものを実現できる存在って、やっぱ宗教しかないよね。

帰宅後、思わずググッてしまったよ。その内容については本筋から逸れるので書かないけど、これほどまでに感動を与えてくれた桃源郷も、多くの人の「お布施」によって実現されたんだな、と思うと、複雑。

ただ、良かったのは、館内のどこにも、直接的にその宗教団体に誘うような文言がなかった事かな。

もう一度、いや、何度でもまた来たい。次は是非、長らくここに憧れ続けているカミさんを連れてきてあげたいです。





建築 | trackback(0) | comment(7) |


<<三筋の滝@信楽 | TOP | 舞姫酒造@長野県諏訪市>>

comment











管理人のみ閲覧OK


 

酉年なのをきっかけに<span style="background-color:#FFFF00;">隼頭神像</span>を思い出して来ました。まだあるのかしら。

2017/01/13 07:45 | うぼで [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

コメントをいただいたおかげでこの美術館の事を思い出しました。
久しぶりに再訪したいなぁ~・・・(^^)

2017/01/14 23:20 | EYK@ビートエフスキー [ 編集 ]


さりげなく大理石 

ビートエフスキーさんコメントご返信ありがとうございました。実は当時気になってた娘が「ミホ」て名前だったので当美術館に来たら余韻を味わえるのではて動機で以前訪れました。その後彼女には何度アタックしても袖にされ続けて終わたのですが収蔵品は私に何千年間の重みの美を限られた範囲ながら披露してくれた様な気がします。

2017/01/26 18:27 | うぼで [ 編集 ]


Re: さりげなく大理石 

うぼでさん、ごく短い字数のコメントの中に、「物語」が内包されていますね。
ありがとうございます(^^)

2017/01/27 19:04 | EYK@ビートエフスキー [ 編集 ]


ストイック美術館 

ビートエフスキーさん優しいコメントご返信ありがとうございました。ミホ~、レストランがあってよばれたのですが肉魚系のメニューが1つもなくお腹がふくれなかったのを覚えています。立ち寄る前に街中のレストランでランチを口にしてから入館したしか…。私を袖にした娘はテレパシー的にそれを感じたのでしょうか(笑)。

2017/01/29 22:29 | うぼで [ 編集 ]


信楽の漁港(…?) 

ミホ~て花見の季節に行ったら素晴らしいて記事見た事があるので、奥様と機会があれば出掛けられたらいかがですか。あのチタン壁トンネル前後の景色、私の地元和歌山の和歌浦のトンネルに似てるので珍妙な気持ちになります(笑)。

2017/02/12 06:32 | うぼで [ 編集 ]


Re: 信楽の漁港(…?) 

そうなんですね!
機会があれば久しぶりに行ってみたいなぁ・・・(^^)

2017/02/12 23:13 | EYK@ビートエフスキー [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://eyk.blog107.fc2.com/tb.php/997-290398bc

| TOP |

プロフィール

EYK@ビートエフスキー

Author:EYK@ビートエフスキー
世界に愛と平和をもたらすために結成された名古屋発スーパーバンド『ビートエフスキー』
★2/4(土)LIVE@植田BERKELEY CAFE♪
現在充電中、名古屋のインディーズ・バンド『ニコルデカ』
★11thアルバム『士(サムライ)』好評発売中♪
★ベスト盤『better』(1st~7thアルバムから選曲)好評発売中♪

twitterやってます

instagramやってます

カレンダー

01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する